当山は小豆島の北海岸にあり、長浜バス停から僅に
南に入る。行基作と伝えられ、阿弥陀如来を本尊とす
る。本堂の建物は、元禄15年 午歴当山第二代増
宥僧正大願主となって、当時播州赤穂義大石蔵助邸
の庸人として縁故のあった、小江村久右衛門の篤志
により、大石内蔵肋の邸宅を以って建立されたもの
である。
尚当時の什器として、大石家所蔵の屏風一雙内蔵助
愛翫の茶釜が秘蔵されている。
毎年12月第2日曜日に愛翫の茶釜を囲んで赤穂義
士の供養とその遺業を偲ぶ茶会が盛大に催されてい
る。
又、当山は先祖供養の寺として信仰を集めている。
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